TOEICスコアを活かした就活・転職
TOEICスコアは、多くの企業でESに記入欄が用意されています。しかし、600点以上のハイスコアしかアピールできないのではないか? TOEICでアピールできるポイントはスコアしかないのか? など、いくつかの疑問が残ります。そこで今回は、新卒就活生や、転職者に向けたTOEICスコアのアピール方法についてご紹介します。
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TOEICスコアを求められる理由
大手企業の約7割が、採用の場面で人材評価の基準としてTOEICスコアを重視していると言われています。それは、グローバル企業への成長を目指す多くの大手企業では必要不可欠なスキルだからです。何故なら、人口減少による国内の市場の縮小が進む中、市場の中心を海外に移転する企業は確実に増えていくからです。
TOEICスコアは人材力を表わす
英語学習は日々の反復が欠かせないため、生活習慣や時間の使い方など、ビジネスパーソンに求められる能力を伸ばします。さらに、具体的な目標を持って努力したことは自己実現という人生の難しいテーマに挑戦する強い精神力を意味します。そのため、TOEICスコアが表わすものは、英語力だけでなく人材としての基礎力でもあるのです。
<TOEICスコアが表わす能力>
・優れた生活習慣 ・効率的な時間の使い方 ・自己実現の可能性 ・精神力の強さ
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スコアアップを自己アピールに活かす
TOEICスコアは今獲得したものだけでなく、期間とスコアの変化もアピールポイントとして活かすことができます。
<短期スコアアップ>
短期間でスコアをアップした人は、実行力と集中力をアピールできます。
アピールできる能力(短期) |
実行力/集中力 |
<長期スコアアップ>
目標としたスコアに届くために時間がかかった人は、アピール方法を工夫することで評価を得られます。継続的な努力をしたこと自律心をアピールすることができるのです。
アピールできる能力(長期) |
継続的な努力/自律心 |
このように、高得点であること、また、短期間でスコアアップをはかったことだけでなく、長期目標として成果をあげたことも立派なアピールポイントになるのです。
<大幅スコアアップ>
スタートのスコアが300点台で、現状が600点ある人は、この300点のスコアの伸びた部分がすべてアピールポイントになります。さらに、どのような目的を持って、どのように学習したのか、その過程を話すことでも、あなたの人となりを適切に表現することができるのです。
アピールできる能力(過程) |
目的意識/実行力 |
アピールポイントを捉える
このように、TOEICスコアは、現状のスコアだけでなく、期間、伸び率、そこに至る過程などを各人のアピールポイントとして捉えることができます。採用の場面で求められるのは、100点満点の応答ではなく、あなたの人となりを的確に表現するコミュニケーションスキルです。工夫してESを作成し、面接ではあなたの魅力を十分に発揮できるベースを作りましょう。
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