TOEICとは1
ビジネスパーソンに必要な英語資格として、TOEIC受験は欠かせないものになっています。
そこで今回は、TOEICのテスト概要と企業における評価についてご紹介します。
各英語資格の簡単な概要と比較はこちら
英語資格TOEIC、TOEFL、IELTS、英検の概要と比較
TOEICとは
TOEICとは、世界160か国で実施されている英語資格です。
英検のようなグレードの合否判定ではなく、スコアの高低で英語力のレベルを表わします。
試験内容は、実践の場で必要なコミュニケーション能力の測定にウェイトが置かれています。
テスト概要
テストは、主に
L&Rと
S&W
に分かれています。
L&Rとは
① L…聴く Listeningと
② R…読む Reading
を主な内容とし、
S&Wとは、
① S…話すSpeakingと
② W…書くWriting
のテストからなっています。
主に、前者L&Rは基礎力、後者S&Wは応用力を測定します。
就活で求められるのは、一般にL&Rのスコアです。
<テストの分類と内容>
分類 |
L&R |
S&W |
試験内容 |
リスニング45分 リーディング75分 |
スピーキング20分 ライティング60分 |
※以下、L&Rのみ記載していきます。
日程
TOEICは1年間に10回のテストを実施しています。
また、受験会場は全国80都市に設置され、会場へのアクセスもスムーズです。
<2019年TOEICテスト>
会場 |
全国80都市 |
日程(10回) |
1/13、3/10、4/14、5/26、6/23、7/28、9/29、10/29、11/24、12/15 |
グローバルスタンダード
テスト問題は、世界中の受験者が平等に理解できるよう工夫されています。
特定の文化を理解していなければわからない内容ではなく、グローバルスタンダードを意識した内容になっています。
そのため、国籍、生育地域に関わらず、英語のコミュニケーション能力を測定することが可能です。
スコア詳細
スコアの最高得点(満点)は990点です。
新入社員の平均スコアは500点程度となっています。
企業の国際部門を希望する人に求められるスコアは、660点以上と言われています。
しかし、実際にはほとんどの企業で、720点以上のハイスコアが要件となっています。
就職・転職だけでなく昇進に有利
TOEICスコアは、就職・転職の際の自己PRとして必要不可欠なテストであることはみなさん周知の事実でしょう。
しかし、企業がTOEICスコアを人材の評価の指標としているのは採用の場面だけではありません。
約4割の企業で昇進の際にTOEICスコアを昇進の要件にしているのです。
ビジネスパーソンに欠かせないTOEIC
このように、TOEICはビジネスパーソンにとって欠かせない英語資格です。
ビジネスシーンでコミュニケーション能力の有無が問われることは言うまでもありませんが、英語においても実践的な能力が求められています。
人材としての信頼、有能性を表わす指標として、TOEICはビジネスの様々な場面であなたを支えてくれるでしょう。
ビジネスパーソンとしてのアップデートをはかるには、英語学習とTOEIC受験をお勧めしています。