TOEICテストの問題について
ビジネスシーンで求められるTOEICテストは、主にTOEIC L&R(リスニング& リーディング)のスコアです。そこで今回は、TOEIC L&Rのテスト問題と、ポイントについてご紹介します。
TOEIC L&Rにはスピーキングとライティングがない
TOEIC L&Rは、聴くListeningと読むReadingの2つのセクションから成る英語の2技能の習熟度を測るテストです。出題はすべて英語で、日本語を使用することはありません。TOEIC L&Rでは、話すことを求められるスピーキングと、記述式のライティングのテストはありません。TOEICテストでは、TOEFL、IELTSと違いスピーキングは上級のテストとして用意されており、TOEIC S&W(スピーキング、ライティング)という別のセクションで受験します。TOEIC S&Wは、より高度な英語力を証明する資格として上級者にお勧めするテストです。
こちらでは、一般的にビジネスシーンで用いられるTOEIC L&Rについてご紹介します。
聴くListening問題
リスニングセクションは、テスト時間約45分、出題数は100問です。ダイアローグやナレーションを聴き、解答していきます。設問は4パートに分かれ、写真描写、応答、会話、説明文から構成されています。
<リスニングセクションのテスト内訳>
45分間 : 100問 |
写真描写問題 : 6問 応答問題 : 25問 会話問題 : 39問 説明文問題 : 30問
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リスニングセクションのポイント
リスニングセクションでは、よりネイティブに近い発音や表現が特徴です。ネイティブスピーカーの話し方の特徴は、自然な表現、発音、間やアクセントなどにあります。よりリアルなリスニング力を強化することがリスニングセクションのポイントです。
読むReading問題
リーディングセクションは、テスト時間75分、出題数は100問です。プリントされた問題を自ら読んで回答していきます。設問は4パートに分かれ、短文の穴埋め、長文の穴埋め、1つの文書、複数の文書から構成されています。
<リーディングセクションのテスト内訳>
75分間 : 100問 |
短文穴埋め問題 : 30問 長文穴埋め問題 : 16問 1つの文書 : 29問 複数の文書:25問
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リーディングセクションのポイント
リーディングセクションでは、テキストのボリュームがあります。テキストは、早く正確に読んで理解するという基礎力がリーディングセクション全体を支えるので、読解力の強化に努めましょう。
まとめ
TOEIC L&Rは、このように様々な設問から成る実践的な英語力を測定するテストです。英語をしっかりと聴きとる力と、確実な読解力がポイントとなるため、英語力の習熟度の公正な評価が得られます。英語学習初級の方はTOEIC Bridgeから、中級~上級者はTOEIC L&Rでスコアアップを目指し、グローバル社会をリードする存在になってください。