TOEICが活かされる場面 -就職/進学/ボランティア-
TOEICは、実践的な英語力の習熟度を示すスコアです。実際にどのような場面で活かすことができるか? 疑問に思っている人も多いでしょう。そこで今回は、就職、進学、ボランティアなど、それぞれの場面で活かされる英語力についてご紹介します。
CONTENTS
就職
就職の際には、TOEICは一定の人材の評価の指標として多くの企業で用いられています。新入社員の英語力の平均スコアは500点程度ですが、グローバル企業や海外部門を希望する場合は、660点~の高度な英語力が求められます。また、TOEICスコアは英語力だけを示すものとして用いられているわけではありません。人材としての基礎力や自己実現に必要なスキルなどを見極めることもできるのです。意識的に英語学習に取り組んできたことへの評価がなされるのです。
<企業でのTOEICスコアと活躍の例>
500点程度 |
新入社員の平均スコア |
660点~720点 |
海外部門/海外赴任 |
720点~ |
MBA留学 |
進学
学生の語学留学、大学留学、大学院留学だけでなく、社会人の語学留学やスキルアップのための大学院留学、MBA留学などの際にもTOEICスコアが必要になります。進学の場合は、TOEFL、IELTSなどの英語資格が広く認められているため、あらかじめ持っている英語資格が留学先の要件に対応している場合はTOEICを受験する必要はありません。また、国や学校・機関などが限定されますが、近年では英検を認められることもあります。進学の場合は、論文の読解・執筆、課題、ネイティブで行なわれる英語のみの授業などに対応するアカデミックな英語力が求められます。大変高度なスコアを要求されますが、確実な財産となってあなた自身を支えていきます。
<進学に必要な英語力>
・文献・論文の読解 ・ディスカッション・ディベート ・論文・レポートの執筆 ・ノート作成 ・課題 |
ボランティア
ボランティアでは、あらゆる場面でTOEICスコアを活かすことができます。海外からの観光客が多く訪れるスポーツイベントや芸術祭などで、アナウンスやアテンドをすることができます。650点以上のハイスコア取得者の場合は、選手やゲストへのインタビュー、プレス対応など、本格的な活躍の機会が与えられます。また、ボランティアは特別なイベントだけでなく日常に必要とする場面が多くあります。代表的なものでは、海外から移住してきた小中学生の学習指導や、学校との連絡の際の通訳などで英語力を活かして地域に貢献することができるのです。
<ボランティアの活躍の機会>
スポーツイベント・芸術祭など |
アナウンス/アテンド |
〃 650点以上 |
インタビュー/プレス対応 |
学習指導 |
小中学生の学習指導/通訳 |
まとめ
このように、TOEICスコアが示す英語力は、就職、進学、ボランティアなど、多くの場面で活かすことができます。言語はコミュニケーションのツールです。世界共通語である英語を習得することは、それだけ多くの人とコミュニケーションする可能性を広げます。英語力はスコアやスキルだけでなく、人生の新たなステージを獲得することを意味するのです。