フィリピンのフェリー会社‐スーパーキャット、オーシャンジェット、スーパーフェリー、ウィーサムエクスプレス、コカリオンシッピングラインズ、モンテネグロシッピングラインズ‐【フィリピン】
7,100以上の島々からなるフィリピンでは、市民の足としてフェリーを利用した海路の移動が盛んです。また、留学生などの長期滞在者、旅行の上級者などには、このフィリピンのフェリーの旅が人気です。そこで今回は、フィリピンの主なフェリー会社6社について、ご紹介します。
CONTENTS
フィリピンでは、島々の移動に高速船の中型フェリーと、20時間～2日間にも及ぶ長距離移動をする大型客船とが広く航行しています。そこで、主なフェリー会社として知られる①スーパーキャット、②オーシャンジェット、③スーパーフェリー、④ウィーサム・エクスプレス、⑤コカリオン・シッピング・ラインズ、⑥モンテネグロ・シッピング・ラインズについてご紹介します。
①スーパーキャット
スーパーキャットは、フィリピンの大手企業2GO Group Inc.のグルーブが運営する中型フェリー会社です。首都マニラのあるルソン島（バタンガス）から、セブなどのビサヤ諸島を中心としたフィリピン北部を繋ぐ高速船を航行しています。また、フェリーだけでなくフェリーチケットのついた日帰りツアーの企画もしています。チケット、ツアーともにオンラインで購入可能となっています。
②オーシャンジェット
オーシャンジェットは、スーパーキャットと並んで称されるフィリピンの中型フェリーの大手です。セブの港にターミナルビルを持つ唯一の企業で、出航までの時間を快適に過ごすことができます。セブからルソン島・ビサヤ諸島へ高速船を航行しています。最新のソフトウェアを導入しているため、オーシャンジェットでもオンラインでチケットが購入できます。
③スーパーフェリー
スーパーフェリーは、スーパーキャットと同じ2GO Group Inc.グループが運営するフィリピン最大手の大型フェリー会社です。比較的近い場所を移動する高速船とは違い、首都マニラとセブを起点として、フィリピン全国の主要な都市を大型客船で繋いでいます。長距離の移動を希望する場合はこちらを利用します。こちらもオンラインとの連携がなされているため、インターネット上でチケットが購入できます。
④ウィーサムエクスプレス
ウィーサムエクスプレスは、高速船の中でも速さが特徴で、時短（時間短縮）移動を叶える中型フェリー会社です。速度は、一般的な高速船の24ノットより早い30ノット以上で航行し、超高速フェリー並みの時短移動が人気となっています。そのため、他社との歴然とした違いは、到着までの時間の早さにあります。現状の航路は、セブからビサヤ諸島を中心としており、南部のミンダナオ島へも定期便を出しています。今後は、ミンダナオ島への増便をはかることを予定しており、ますます活躍が期待される超高速フェリーです。
⑤コカリオン・シッピング・ラインズ
コカリオン・シッピング・ラインズは、セブを中心としたビサヤ諸島と、フィリピン南部のミンダナオ島とを結ぶフェリー会社です。船室が6ランク9クラスに細分化されており、ニーズに適した旅を実現します。プライバシーが保たれる個室のランク分けがなされているため、特にミンダナオ島までの長時間（2日間）に及ぶ船旅を快適なものにしてくれます。
⑥モンテネグロ・シッピング・ラインズ
モンテネグロ・シッピング・ラインズは、中型フェリーでフィリピンの様々な都市を繋いでいます。他社が乗り入れていないような小さな島や港を移動するため、あまり体験することのできない特別な旅がフェリーで叶えられます。アットホームな運営をしているためオンラインでのチケット購入が難しく、直接受付に問い合わせて購入します。また、旅行代理店などを通して購入することもできます。
まとめ
このように、フィリピンでは主に6社の中型・大型のフェリーが日々、海上を行き交っています。6月～9月の繁忙期には管理が行き届かない傾向にあるため、外務省からも利用を控える旨の注意が出ていますので、ご確認ください。美しいフィリピンの海の上を移動する船旅は、特別な時間になることは間違いありません。諸注意に気を付けながら、快適で記憶に残るあなたにしかできない旅を実現してください。
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