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フィリピンの国内移動について-中型・大型フェリー-【フィリピン留学】

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群島国家であるフィリピンは、陸路の移動は難しく、空路と海路の移動が多くなります。格安航空チケットLCCの発達により、空路での移動が増えていますが、依然として船による移動の人気が衰えることはありません。そこで今回は、フィリピンで人気を集める船旅についてご紹介します。

 

CONTENTS

 

 

船は主要3種類

 

フィリピンでよく利用される船は、ダイビングやアイランドホッピングで用いられるアジアの伝統船バンカーボート、そして、短距離を高速で移動する高速船の中型フェリー、さらに移動そのものを楽しむ大型客船の大型フェリーの3種類に分類されます。今回は高速船と大型客船についてご紹介します。

 

<主要3種類>

 

・バンカーボート(5~15名の小型のボート)

・高速船(中型フェリー)

・大型客船(大型フェリー)

 

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高速船(中型フェリー)について

 

高速船とは、セブなどのビサヤ諸島で、多くの街や島を行き来するための近距離の移動に使われる中型のフェリーです。複数の中型フェリー会社の船が航行しており、スーパーキャット、オーシャンジェットをはじめ、各社がそれぞれの特徴を活かしながら手軽な移動手段としてサービスを提供しています。22ノット以上で航行する船を高速船といい、フィリピンでは一般的に24ノット、早いものでは30ノット以上で長時間になりがちな海上の移動の時短(時間短縮)を実現しています。

 

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フィリピンの高速船は日本と比較して、天候などによって細かな遅延や、便のキャンセルが多い傾向にあるので乗船の際は確認が必要です。スーパーキャットとオーシャンジェットなどでは、別々の会社でありながらも相互にキャンセルや遅延の便を補てんし合いながら運行しているような様子が見られます。運航に対する姿勢がアバウトと考えるのではなく、フレキシブルと考えるのがフィリピンスタイルです。

 

クラス分けについては、大部屋から個室までありますが詳しくは口述します。また、会社によっては、食事つき、食事なしのチケットから選択できるタイプもあります。中型フェリーのレストランは、豪華なフルコースを供するタイプではなく、気軽な食堂の雰囲気が多く見られます。また、ビュッフェスタイルで人気を集めている船もあり、楽しむポイントは様々です。食事なしの場合はカップラーメンなどのインスタント食品を持ち込みます。食堂では、持ち込みの乗船客に対応して、お湯を提供するサービスをしています。食事や個室の有無は、旅のスタイルや予算に合わせて選択してください。

 

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大型客船(大型フェリー)について

 

長距離移動のための大型客船は、最大手のスーパーフェリーをはじめとして、複数の会社がフィリピンの美しい海上を航行しています。フィリピンでは主に、日本で使われていた中古船をきれいにリフォームして使われています。そのため、私たち日本に暮らす者にとっては、どこか懐かしい雰囲気を感じることが大型フェリーの魅力の1つです。

 

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大型フェリーは1日~2日間に渡る長旅になるため、大型のものでは船内に娯楽施設が完備されています。日本ではパーティ用の大広間として使われていた場所が、クラブやディスコのようにリフォームされていることがあります。また、レストランだけでなく、軽食のカフェ、アルコールを供するバー、ヘアサロンまでが併設された豪華客船もあり、船上で思い思いの時間を過ごすことができることが魅力です。

  

高速船と大型客船の共通のポイントについて

 

フェリーは中型・大型どちらも近代的な造りとなっており、シートの質、キャビンの清潔さなどには定評があり、快適な船旅を送れます。基本的に船内は、飛行機の座席とよく似た造りになっています。クッション性のあるリクライニング式のシート、ミニテーブルや物入れなどが付いており、両窓際・中央にそれぞれ複数列並んでいます。

 

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船室のレベルはエコノミー/スーパーバリュー(ランクの名称は会社により異なります)などの低価格で利用できる大部屋から、個室のスイートまで3クラス以上に分かれており、それぞれ料金、使用可能な面積、個室の有無から選択できます。個室使用でも低級のキャビンクラスでは、二段ベッドとテレビと少しのスペースがある3畳ほどの窓のない個室です。ホテルライクな部屋を希望する場合は、大型客船で最上級のスイートを利用します。価格はエコノミーの2倍以上となっており、フェリーの規模によっては設定させていません。

 

まとめ

 

このようにフィリピンでは、中型~大型のフェリーで海上を移動する旅行スタイルが人気を集めています。フェリーの利用が盛んなため、積載量のオーバーによる事故などもあるので、フィリピン国内の移動の際に注意すること-フェリー-をご参照ください。気を付けるポイントはありますが、日本ではなかなか見られない美しく青い海の上を行く景色の素晴らしさはフィリピンならではのものなので、一度は体験してみたい旅のスタイルです。

 

フィリピン政府公式認定 語学学校NILS