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情報化・グローバル社会を生き抜くために必要な文学の力1【大人の教養】

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読書離れが叫ばれる中、文学へのプライオリティーが低いことは、あなた自身の生活でも感じているでしょう。

 

この1ヶ月で本を何冊読みましたか? 

 

意識の高いビジネスパーソンは、ビジネス書や新書を2~3冊読んでいるのではないでしょうか。

 

一方で、最近ではまったく本を読まない人も珍しくありません。

 

しかし、私たちの身近で起きているこのような現象は、時代に逆行する側面があることを考えなくてはなりません。

 

今回は、国内外の文学を取り巻く環境について考えながら、これからの時代を生き抜くために必要な文学の力についてご紹介します。

 

  

 

 

 

【世界】グローバルリーダーは文学を最重要と考えている

 

世界のグローバルリーダー育成の現場では、英文学をはじめとした世界文学があらゆる科目の中で最も重要であると考えられています。

 

そのため、世界基準のカリキュラムを指導するインターナショナルスクールやボーディングスクールなどでは、日本の小学校相当の学齢からから積極的に文学教育がなされているのです。

 

その理由は、正確な文脈理解が最も高度な能力であると考えられているからです。

 

その一方で、国内では全く逆の動きが進行しています。

 

 

【国内】時代に逆行した文学を軽視する動き

国内では、国語教育の中でも文学におかれるウェイトが、今後ますます軽くなる傾向にあります。

 

その一例として挙げられるのが、高校の国語教育です。

 

文部省発表の高校国語の指導要領では、論理国語と文学国語の選択式をとることが示されています。

 

論理国語では契約書などを中心とした実践的な国語学習、

 

文学国語では近代文学などを用いた文脈や心情の理解などの従来からの国語学習をすることを目的としています。

 

 

分類

論理国語

文学国語

教材

契約書などの理解

小説、詩などの文学作品

謳われる効果

実践的な国語力

文脈理解・読解力

 

そして国内では、世界基準の教育で重要とされている文学国語ではなく、論理国語を選択する学校が優勢になる動きが見られます。

 

このような文学軽視の流れは、世界のトップを育成するカリキュラムとは反対に向かっているのです。

  

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国内仕様の価値観を矯正する

 

文学を取り巻く国内の状況は、文学国語を中心とした国語学習を修了した私たち世代でも、決して楽観視できるものではありません。

 

何故なら、時代が作りだす価値観の変化は、確実に私たちの内面に影響を及ばすからです。

 

また、平成を終えた新たな時代は、情報化・グローバル社会がさらに進むことが予想されています。

 

そのため、従来とは違い、国内仕様のビジネスパーソンが戦力となることは非常に困難になるのです。

 

識者の語る保守的な未来予想図を鵜呑みにするのではなく、自らが世界基準の視野を持ち、自立した判断力を持たなくては新たな時代を生き抜くことはできません。

 

そのためには、国内外の動きに注意を払い、価値観のズレを認識することが大切です。

 

視野を広く持つことは、国内仕様に偏りがちな価値観をしっかりと矯正してくれます。

 

 

情報化・グローバル社会を生き抜くために必要な文学の力2では、文学国語が育む国語の実践力についてご紹介します。

 

 

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