IELTS(アイエルツ)とは
IELTS(アイエルツ)は、International English Language Testing Systemの略称で、16歳以上を対象にした英語資格です。主に、海外留学、研修、移住の申請などに用いられています。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドで広く認められ、アメリカではTOEFLに替わる資格として注目されています。
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Contents
- 140か国10,000の機関が認定
- TOEFLに替わる資格
- スピーキングテスト
- アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュール
- 日程と会場
- テスト詳細
- 学習障害などへの取り組み
- グローバルスタンダードな資格
140か国10,000の機関が認定
IELTSは、世界140か国、10,000の機関が認定している英語資格です。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドでは、高等機関が認定する資格として用いられています。
TOEFLに替わる資格
IELTSは、アメリカの大学でTOEFLに替わる資格として広く認定されています。国内では、大学生を中心に受験者数が増加傾向にあり、グローバルスタンダードな英語資格として注目を集めています。
スピーキングテスト
IELTSでは、スピーキングテストの際、コンピュータではなく、実際に試験官の面接スタイルで行われます。テストそのものに向かう姿勢でスピーキングの実力が、自分自身にも試験官にもダイレクトにわかる実践的なテストとなっています。
アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュール
IELTSは、アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールとに分類されています。
アカデミックモジュール
アカデミックモジュールは、大学などの機関で授業を受けるための英語力の測定をするものです。
ジェネラルトレーニングモジュール
ジェネラルトレーニングモジュールは、大学ではなくその他の研修のため、また、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドへの移住を申請する際に求められます。
日程と会場
IELTSは、東京テストセンターと大阪テストセンターに分かれ、全国15都市で毎月2~3回程度開催されています。また、大阪テストセンターでは熊本の受検が可能になりました。
<テストセンターの内訳>
東京テストセンター |
札幌/仙台/埼玉/東京/横浜/松本/金沢 |
大阪テストセンター |
名古屋/京都/大阪/神戸/岡山/広島/福岡/熊本 |
テスト詳細
IELTSは、聴くListening、書くWriting、読むReading、話すSpeakingの4技能すべてを策定します。各科目の試験時間は、リスニング40分、ライティング 60分、リーディング 60分、スピーキング11~14分となっています。
<各技能のテスト時間>
技能 |
テスト時間 |
聴くListening |
40分 |
書くWriting |
60分 |
読むReading |
60分 |
話すSpeaking |
11~14分 |
学習障害などへの取り組み
IELTSでは、学習障害や疾患などを抱える受験者に対する特別措置をしています。事前に申し込むことで、困難を抱える受験者の受検が可能になります。
グローバルスタンダードな資格
このように、IELTSは学業、学業以外の研修、移住などの際に必要とされるグローバルスタンダードな英語資格です。海外留学を考える場合は、IELTSの認定機関が増加していることから、今後ますます利用が拡大していくことが見込まれています。