TOEIC S&Wスコアが信頼される背景
多くの企業で採用、昇進の指針とされるTOEICは、スコアに対する信頼が厚いことでも知られています。そこで今回は、S&Wの採点を例に、TOEICスコアが信頼される背景についてご紹介します。
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公正な採点方法
TOEIC S&Wでは、話すSpeakingテストはデジタル録音した解答を、書くWritingは解答を、それぞれオンライン・スコアリング・ネットワーク*に送り採点します。採点は公正さを維持するため、単独ではなく複数の認定採点官により行います。スコアが0~200点で表記されるのは、TOEICの統計処理によるものです。
*…オンライン・スコアリング・ネットワーク (OSN: Online Scoring Network)下記ご参照ください。
TOEICスコアの信頼を支えるシステム
オンライン・スコアリング・ネットワーク (OSN: Online Scoring Network)とは、TOEICを主宰する機関が開発した採点のためのオンライン・ネットワークです。オンラインの最大のメリットは、公正な採点を維持するために受験者の個人情報と解答を分離することにあります。それにより、国籍、年齢、性別に関係なく、純粋に解答に対する採点が行なわれるのです。
採点の精度を保つ工夫
TOEICでは、採点の精度を保つ工夫として、採点官の選定をしています。候補者の選定には厳しい基準を設け、一定の人材を確保しているのです。その後、候補者は訓練を受け、TOEICの採点官として相応しい教育を施されます。さらに、採用は慎重に行なわれ、独自のテストを実施しているのです。
採点に臨むためのテスト、モニター
採点官は採点に必要な感覚を維持するために、独自のテストを繰り返し受けています。また、リーダーが経過をモニターし、問題行動の有無をチェックしています。不適切と判断された場合は、再教育や資格の取消しをし、TOEICの精度を保っているのです。
ガイドライン
TOEICは、採点基準や様々なガイドラインに沿って実施されています。また、採点結果はテスト開発者などが確認し、さらに、統計の専門家がすべての結果を分析、検証しています。
まとめ
このようにTOEICは、たくさんの厳しい基準を設定して公正なテストを実施しています。TOEICスコアがグローバル規模で信頼される背景には、システムの徹底した管理とそれを支える多くの人たちがいるのです。私たちの暮らす社会は、1人1人の努力と意識に支えられ公正に保たれています。あなたがグローバルに活躍する人材としての信頼を支えるために、TOEICは欠かせない英語資格なのです。