フェリーのランクについて‐エコノミー、ツーリスト、ビジネス、キャビン、スイート‐【フィリピン】
フィリピンの旅で人気のフェリーでは、船室によってランク分けされています。しかし、エコノミーはどんな感じ? 日本人の感覚に合うクラスは? など、わからないことばかりです。そこで今回は、フェリーのランクについてエコノミーから最高ランクのスイートまでご紹介します。
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ツーリストクラス以上がお勧め
フィリピンのフェリーは、最も低価格でエアコンのないエコノミーから、ツーリスト、ビジネスとランクが上がり、6人~2人部屋のキャビン、最上級でホテルライクなスイートまであります。日本人の感覚では、一般的にエコノミーの利用は困難です。そこで、大部屋でもエアコン完備で清潔感のあるツーリストクラス以上がお勧めです。こちらでは、エコノミークラスから順にご紹介します。
エコノミークラス(スーパーバリュー)
チケット全体の9割程度がエコノミークラスです。陸路の移動が難しいフィリピンでは、フェリーは庶民の足として利用されています。エコノミークラスは、エアコンのない数十人の大部屋です。指定席ではないため、たくさんのベッドが並んでいる場所からすばやく場所取りをする必要があります。また、枕、タオルケット、シーツなどの貸出しが有料の場合や、貸出しがないことがあります。エアコンはありませんが開放されており、夜間は潮風を涼しく感じることもあります。エコノミークラスは衛生面やプライバシーにおおらかなため、バックパッカーやユースホステルに慣れている旅の上級者向けのクラスです。
ツーリストクラス(メガバリュー)
ツーリストクラスは、エコノミークラスより清潔で、エアコンがついた大部屋です。格安でフィリピンの船旅をする日本人には、このクラス以上がお勧めです。枕、タオルケットなどの貸し出しはありますが、場合によっては有料になりますので確認してください。多数の二段ベッドが並んだ中から、適した場所を選びます。食事はビジネスクラスと同等のやや良いクラスのレストランが利用できます。
ビジネスクラス
ビジネスクラスは、大部屋といっても7人、14人程度のサイズに区切られているので、ツーリストクラスと比較して過ごしやすくなっています。ビジネスクラスの設定のない中型フェリーもありますが、大部屋の中では最も清潔で過ごしやすいクラスです。
キャビン☆シャワー・トイレ付個室あり
キャビンは、大部屋の6人部屋、4人部屋から、2人部屋までランクがわかれていることがあり、プライバシーを確保することができます。基本的に窓はなくベッドがあるだけの3畳ほどの部屋ですが、清潔な空間です。場合によってはテレビがあり、幾分か過ごしやすくなっています。バスルーム、トイレが付いていることもありますが、多くは共同です。また、キャビンはエアコン完備です。
スイート
スイートは最上級のクラスで、ホテルライクな上質な個室を利用します。また、最上級と一般のクラスとに分かれている場合は、スイートの下にステートというランクを用意していることもあります。ふかふかのベッド、清潔な室内、窓やテラスのついたゆとりのある個室で、豪華客船の旅を演出します。また、食事などの施設も他のクラスとは違い、スイート利用客専用の高級レストランやバーを利用します。
まとめ
このように、フィリピンのフェリーは金額により細かなランク付けがなされています。金額や目的に合わせてご自身に適したランクを選択して、快適な船旅を実現してください。フィリピンの美しい海をフェリーで渡る経験は、特別なものになるでしょう。