世界一小さいメガネザル -ターシャ-【フィリピン留学】
フィリピンで人気の猿ターシャをご存知ですか? 世界一小さいメガネザルで、愛らしい容姿で多くの観光客を惹きつけています。そこで今回は、ターシャについてご紹介します。
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世界一小さいメガネザル「ターシャ」とは
世界一小さいメガネザルのターシャとは体重120g、体調10~12㎝の小鳥ほどの大きさの猿です。フィリピンで10番目に大きな島であるボホール島で保護されています。顔の3分の1を占める大きく丸い瞳が特徴で、愛らしい容姿が人気を集めています。生息地域はボホール島の他に、レイテ島、サマール島、ミンダナオ島、パワラン島にありますが、絶滅危惧種レッドリストに載っているとても希少な種です。
優しく見守ってあげましょう
体の小ささからわかるように、ターシャはとてもデリケートでストレスに弱い動物です。そのため、いくつかの禁止事項があります。まず、カメラのフラッシュは厳禁です。また、夜行性のため昼間はいつも寝ていますが、鑑賞するときは決して起こさないように静かにしましょう。決して手で触れたり、ターシャが寝ている樹を揺らしたりしてはいけません。ターシャはストレスや危険を感じると自ら樹に頭を打ちつけて死んでしまうこともあるのです。
<禁止事項>
①カメラのフラッシュ
②大きな声を出さない(驚かさない)
③手で触れない(遠くから見守る)
④樹を揺らさない
大きな目で光を集める
ターシャの目が大きいのは、夜行性のために少ない光でものをしっかりと見るためです。その重さは3gで、脳と同じ重さを占めると言われています。大きな目は生きるための知恵として進化したものです。ターシャにとっていかに目が大切かおわかりいただけるでしょう。フラッシュのような強烈な光はターシャの目に大変危険です。
ボホール島はセブから2時間
ターシャの暮らすボホール島は、セブ島からフェリーで2時間ほどの距離です。ターシャは希少な動物なので大切に保護されています。コレラ村のターシャ・リサーチ&ディベロプメント・センターや、ロボック村のターシャ保護センターなどで見ることができます。
<注意>
※観光客相手にターシャと触れ合う施設がありますが、不適切な飼育をしている施設です。動物は人と同じ命を持つ尊い生き物です。必ず上記の保護センターで、適切な鑑賞をしましょう。絶滅危惧種を守るのは、私たち1人1人の行いです。
まとめ
このようにとても希少な動物ターシャは、小さな体で懸命に生きています。その愛らしい容姿とデリケートな姿は、フィリピンを訪れる多くの人たちに愛されています。フィリピン留学の楽しみの1つとして、世界一小さなメガネザルのターシャに会いに行ってみませんか。