セブ博物館(スグボ博物館)セブについて-旧刑務所‐【フィリピン留学・観光】
フィリピンで人気のビーチリゾートアイランドのセブ島には、セブの歴史を辿ることができるセブ博物館(スグボ博物館)があります。
歴史あるフィリピンでは、ビーチで楽しむだけでなく、その場所について学ぶこともまた、興味深い経験となります。
そこで今回は、セブ博物館についてご紹介します。
CONTENTS
セブ博物館について(スグボ博物館)
セブ博物館(スグボ博物館)Museo Segboは、2008年にオープンしました。
建物は大変古く、1871年に建設されたものです。
博物館になる前は、100年余りの間、ビサヤ諸島の主な刑務所として利用されていた歴史があります。
4つのギャラリーからなる博物館で、ビサヤの1000年の歴史的展示をしています。
セブ博物館へのアクセス
セブ博物館はセブシティのダウンタウンにあります。
M.J.クエンコアベニュ―沿いにあり、セブ観光局DOT、サン・ペドロ要塞からは、約1kmです。
セブ博物館の基本情報
名称 |
スグボ博物館 |
正式名称 |
Museo Sugbo |
住所 |
731 M. J. Cuenco Ave, Cebu City, 6000 Cebu, |
URL |
|
TEL |
+63 32 239 5626 |
入館料 |
75ペソ |
展示物
博物館は中庭を挟んだ2つの建物に4つのギャラリーを持っています。
展示は、石器時代までさかのぼります。
①約1000年前の石器から、
②スペイン統治地代、
③アメリカ統治時代、
を経て、⑤現代にいたる展示となっています。
石器、陶磁器や住居を再現した模型などの考古学的資料、
アメリカ軍による写真、
旧日本軍の軍刀などの遺物
にいたる様々な資料が展示されている歴史博物館です。
有名な1600年のスペインのサンディエゴの難破船から引き揚げた陶磁器、貴金属などの展示は特に人気です。
建物の歴史
セブ博物館の建物は、300年にも及ぶスペイン統治後のフィリピン独立の歴史を共に歩んできました。
歴史ある白い建物は100年余りの間、刑務所として使用され、19世紀のフィリピン独立の革命家たちが投獄されていた時代もあったのです。
また、戦前のアメリカ統治時代には、一時、馬小屋として使用されていましたが、第二次世界大戦中から近年までは、再び刑務所として使用されてきたのです。
博物館を取り囲むように造られたサンゴの白く背の高い壁が、かつて刑務所だったことを彷彿とさせる不思議な空間となっています。
セブ博物館は、建物自体が刻んできた特異な歴史も魅力の1つです。
まとめ
このようにセブ博物館は、フィリピンの独立から現在に至る歴史を刻んだ建物と、1000年にも及ぶフィリピンの歴史資料からなる貴重な場所となっています。
ガイドブックではあまり紹介されていませんが、深くセブについて深く知ることができる興味深い施設です。