ボホール島について【フィリピン留学】
フィリピンで10番目に大きい島ボホール島は、自然と海の美しさが群を抜いています。自然の神秘を感じさせる独特の地形のチョコレート・ヒルズ、世界最小のメガネザルのターシャ、ロボック川の川下り、フィリピン最古の教会、そして周辺の島々の美しいダイビングスポットと見どころがたくさんあります。そこで今回はボホール島についてご紹介します。
CONTENTS
ボホール島について
セブ島とはボホール海峡を挟んで東側にあるボホール島ですが、島の東にはレイテ島、南にはミンダナオ島があります。ボホール島はフィリピンでありながら台風の影響を比較的受けにくいエリアで、穏やかな気候が特徴です。一番大きな町は島の南西タグビラランで、ここからは、セブ島やネグロス島との行き来がなされています。開発がなされているものの、のんびりとした素朴な風景が残る町です。
レイテ島についてはこちら
チョコレート・ヒルズ
チョコレート・ヒルズは、独特の景観から人々の心を掴んでいます。島の中央に位置するカルデラ地形には、1200以上の小さな丘が幻想的な風景を見せてくれます。1つ1つは40メートルほどの小さなものですが、地平線まで続く景色は夢の世界に迷い込んだようです。乾季には丘を被う緑がチョコレート色に変わることから、この名前が付けられたといわれています。展望台からの壮大な眺めを楽しんだり、アクティビティとして空中をバイクでこぐこともできます。チョコレート・ヒルズの楽しみ方は様々ですが、観た人の心の中にはこれまでにない思い出を残すことは間違いありません。
世界最小のメガネザルのターシャ
ボホール島では世界最小のメガネザル「ターシャ」の保護センターで、希少なその姿を観ることができます。手のひらほどの小さなターシャは、レッドリストに載る絶滅危惧種で、とてもデリケートな動物です。大きな音、カメラのフラッシュ、眠っている樹をゆらすなどの行為は厳禁です。小さくてデリケートな命を奪う行為になるので、希少なターシャを優しく静かに見守ってあげてください。ターシャの鑑賞は必ず保護センターを利用します。営利目的の不適切な飼育施設もあるので気を付けましょう。動物の命は私たち人の命と同じ一つの尊いものであることを、いつも考えながら行動してください。
ロボック川の川下り
タグビラランから車で30分のロボック村からスタートして、ブサイ滝までを往復するロボック川クルーズを楽しめます。川の水は澄んだエメラルドグリーンに輝き、両岸に自生するヤシの木が南国の独特の風景を彩ります。クルージングは観光客用に用意された屋形船でフィリピン料理のランチを楽しみながら、ゆったりと楽しみます。途中に歌、音楽、ダンスのおもてなしをうけたり、一緒に参加したりすることもできる楽しいクルーズは人気を集めています。
バクラヨン教会
タグビラランにあるバクラヨン教会は、マニラのサン・オウガスチン教会、セブ・シティのサント・ニーニョ教会と並ぶ、フィリピン最古の教会です。1595年設立の荘厳な建物からは、スペイン統治時代からのフィリピンにおけるキリスト教の歩みを伝えています。2013年のボホール地震で被災したため、現在は修復中です。教会の隣に博物館があり、貴重な資料が展示されています。
ボホール海峡の美しい海
セブ島との間にあるボホール海峡は、水の透明度が高くフィリピンでも海の美しさが群を抜いています。この澄んだ海では、多くのサンゴ礁や美しい魚たちが海中を鮮やかに彩っています。場合によってハンマーヘッドシャークが見られるダイビングスポットとしても知られています。マンタ、アオウミガメだけでなく、ナポレオンなどの大きな魚や、ギンガメアジやバラクーダの大群などを見ることができます。ダイナミックなダイビングを体験したい方にはぜひ訪れて欲しいのがボホール島とその周辺のカビラオ島、バングラオ島、バリカサグ島です。
まとめ
このようにボホール島には、美しい海と海洋生物、自然の神秘の地形、絶滅危惧種の珍しいメガネザル、人の英知を感じられる文化遺産など、様々な見どころがあります。セブ島からも近いことから、一度は訪れたい美しい島です。フィリピン留学の際には、ぜひこの美しいボホール島を訪ねてみてください。