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犬などの動物に注意する-狂犬病-【フィリピン留学】

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フィリピンでは、日本ではみられなくなった狂犬病が現在も人々から怖れられています。名前は耳にするものの、具体的な症状は? 治療法は? など疑問があると思います。そこで今回は狂犬病について、症状、治療法から注意点までをご紹介します。

 

CONTENTS

 

 

狂犬病とは

 

狂犬病、犬などの動物から感染するウイルス性の病気です。国内では、1950年制定の狂犬病予防法の効果で、1956年を最後に見られなくなりました。しかし、世界では毎年50,000人が発病し、亡くなっています。そして、フィリピンでは狂犬病は今現在も怖れられている病気なのです。特に気を付ける動物は、犬ですが、その他には猫、イタチなどの哺乳類も同様に注意が必要です。

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狂犬病に感染した動物に噛まれると傷口からウイルスが侵入し、その後、潜伏期間を経て発病します。発病すると治療方法はなく、ほぼ100%の確立で死に至る恐ろしい病気です。効果的な治療法は、発病前のワクチン投与です。そのため、動物に噛まれたら速やかに病院を受診することを覚えておいてください。

 

フィリピンの病院のかかり方については以下のページをご参照ください。

hataraku-otona.hatenablog.com

 

<フィリピンの状況>

 

フィリピンは世界5位の狂犬病患者の発病者数が報告されています。死亡者数は年間450人にものぼります。予防接種が普及していないため、狂犬病の危険がたいへん高いのです。飼い犬であっても危険度が高いため、フィリピンでは決して犬に近づかないようにしましょう。

 

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<症状>

 

発病すると最初に発熱、嘔吐が見られます。その後、重い神経症状が見られ、やがて昏睡、呼吸麻痺などで死に至ります神経症状はとても辛く、神経が過敏になり幻覚があったり、物事に対して攻撃的な態度を示したりする躁状態になります。また、喉のあたりでウイルスが増殖するため、喉が激しく痛み水を飲むことができなくなるのです。このように狂犬病は助かる見込みのないとても怖い病気なので、動物に噛まれたら速やかに病院を受診しましょう。

フィリピン政府公式認定 語学学校NILS

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<感染経路・潜伏期間>

 

狂犬病は、動物に噛まれた傷口からウイルスが体内に侵入して感染します。潜伏期間は1~2ヶ月です。長い人では感染から発病まで7年のケースもありますが、きわめて稀です。

 

<犬、猫、イタチに注意>

 

気を付ける動物は犬だけでなく、猫、イタチなどの哺乳類の動物です。主に、犬は狂躁状態になり噛みつくので、犬からの感染が多くみられます。フィリピンでは犬に近づかないようにしましょう。

フィリピン政府公式認定 語学学校NILS

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<治療のタイミング>

 

事前に予防する方法もありますが、一般的には感染後(動物に噛まれたら)、すぐにワクチンを接種して発病を防ぐ方法がとられています。動物に噛まれたら、速やかに傷口をきれいに洗浄し、病院を受診してください。病院では狂犬病のワクチンを投与します。数回に渡るワクチン投与が効果的と言われているので、医師の指示通り通院し、確実に発病を防ぎましょう

フィリピン政府公式認定 語学学校NILS

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まとめ

 

このようにフィリピンでは狂犬病が未だ人々を悩ませています。そのため、日本と同じ感覚で、犬や猫に触れるような生活をすることはできません。日本では安全なペットとして親しまれている犬、猫、イタチなどの哺乳類から感染するため、十分な注意が必要です。また、発病している犬は主に狂躁状態になり手当たり次第に噛みつく仕草をします。そのような場面に居合わせたら必ず退避してください

 

フィリピン政府公式認定 語学学校NILS