世界遺産コルディレラの棚田群 バナウェ博物館について 行き方・場所・入館料・展示バナウェビューホテル【フィリピン留学・観光】
コルディレラの棚田群の観光の起点となるバナウェには、バナウェ博物館があります。
バナウェビューホテルに併設された民俗資料博物館です。
ここでは、イフガオ族などの民族の伝統的な暮らしから、棚田のつくり方まで詳細な資料が展示されています。
そこで今回は、バナウェ博物館についてご紹介します。
CONTENTS
バナウェ博物館
バナウェ博物館は、バナウェの人々の暮らしについて展示されている民俗博物館です。
入館料は50ペソ(約100円)となっています。
バナウェ博物館は、とても見晴らしのいいポイントとしても知られています。
展示物
展示物は、バナウェの人々が2000年もの間、棚田をつくり、作物を収穫しながら、コルディレラ山脈の大自然と共生してきた様子がわかる数々の資料です。
民俗資料
主な民族は、
・カリンガ族
・ボントック族
で、コルディレラの棚田群に暮らした人々の民俗資料が展示されています。
具体的な展示内容は、
・民族衣装
・ネックレス
・木彫り
・槍などの武器
となっています。
民族衣装
イフガオで暮らす人々の民族衣装で、主に女性のものが展示されています。
ブラウスにスカートのようなスタイルで、とても現代的な印象があります。
ネックレス
ネックレスは、アクセサリとして身に付けるだけでなく、コミュニティ内での身分を表わすものとなっています。
木彫り
伝統的な木彫り細工です。アジアならではの豊かな装飾が観られます。
コレクションの中には、ドアなどの大きなものもあります。
槍などの武器
イフガオ族・カリンガ族・ボントック族が使用していた、槍や盾などの武器です。
棚田について
展示物の中には、棚田についての資料も多くあります。
・棚田のつくり方
・棚田の維持の方法
などが解説されています。
コルディレラの棚田群は、広範囲にわたるため、全域が同じつくりの棚田ではありません。
泥壁、石垣など、異なる素材でつくられているため、地域によっても棚田の表情に違いがあるのです。
コルディレラ山脈の山肌につくられた棚田の技術はすばらしく、現在も同じ技術で守られています。
第二次世界大戦の資料
資料の中には、マレー地方とフィリピンでも多くの犠牲者を出した旧日本軍の山下奉文(陸軍大将)の資料もあります。
終戦の1945年にフィリピンで降伏し、捕虜となり、軍事裁判から戦犯としての処刑までの記事や写真などが展示されています。
マニラでは民間人の犠牲者を10万人以上も出すなど、第二次世界大戦の悲劇は負の遺産として展示されているのです。
平和な社会を築いていくこと、悲劇を繰り返さないことを考えるいい機会となっています。
バナウェ博物館の基本情報
名称 |
バナウェ博物館 |
英語名 |
Banaue Museum |
住所 |
Bontoc Road, Banaue, 3601 |
URL |
|
入館料 |
50ペソ(100円程度) |