世界遺産 世界文化遺産コルディレラの棚田群 棚田横断・本格的なトレッキングについての注意【フィリピン留学・観光】
フィリピンの世界遺産として有名なコルディレラの棚田群は、本格的なトレッキングが好きなアウトドア派の人に特に人気の観光スポットです。
1000mもの高さまで続く棚田の風景は、素朴でほっとする日本の棚田とは違い
神々しい特別な絶景
となっています。
また、世界遺産として守られているため、いくつか注意が必要です。
そこで今回は、コルディレラの棚田群を楽しむために必要な注意についてご紹介します。
コルディレラの棚田群の基本情報について詳しくはこちら
CONTENTS
棚田のトレッキングは現地ガイドを雇うこと
コルディレラの棚田では、棚田が見える展望台に行くなどの軽いトレッキングについては、各自自由にハイキングできます。
しかし、棚田を横断するなどの本格的なトレッキングをするときは、
現地のガイドツアーを雇う
ことが原則として決まっています。
必ず現地のガイドツアーに申し込んでからトレッキングしてください。
※宿泊している施設のテラスから眺めたり、簡単なハイキングをして展望台から眺める分には、特にガイドを雇う必要はありません。ハイキングの際は、各自、足許に注意してください。
コルディレラの棚田は大切なもの
コルディレラの棚田は、世界文化遺産として大切に守られています。
それは、棚田をつくり、水の管理をし、維持し、利用する(稲作や野菜の栽培など)技術も含めて大切な世界遺産です。
これらの特別な技術が約1000~2000年もの間伝えられてきたため、コルディレラの棚田には独自の生態系ができています。
環境保全・保護にも高い意識をもって行動してください。
※コルディレラの棚田からは、現在問題になっている遺伝子組み換えの植物は、一切検出されていません。
コルディレラの棚田を楽しむために
コルディレラの棚田を楽しむために、中心となるバナウェシティに着いたら、
①バナウェシティの観光案内所に行く
②環境税50ペソ支払う
③ツアーガイド・移動手段などを申し込む
①~③をしてください。
①バナウェシティの観光案内所
バナウェについたら、まず、
バナウェシティの観光案内所
に立ち寄って下さい。
こちらで、コルディレラの棚田の観光に必要な申込みなどをします。
②環境税50ペソを支払う
観光案内所では、
環境税50ペソ
を支払います。
③ツアーガイド・移動手段などを申し込む
①②の後、各自の希望を伝えると、あなたに合ったプランを提案してくれます。
ツアーガイド・指導手段などを申し込みます。
棚田の豆知識
コルディレラの棚田群は、広大なエリアにあるため、場所によって文化の違いがあります。
棚田に表れる違いとしては、棚田を仕切る壁が、
・泥でつくられた泥壁
・石でつくられた石垣
となっています。
棚田を縁どる重要な技術なので、表情の違いを楽しむのもコルディレラの棚田群ならではです。
まとめ
このように、広大なエリアに拡がる棚田は、みなさんの心遣いや、賢明な保護活動によって支えられています。
コルディレラの棚田群は、一時、危機リストに掲載されていた時期もあったほど、維持が難しかった時代もありました。
1人1人の心がけや、積極的な支援などが現在の美しい棚田の姿を支えています。
バナウェの棚田のように、美しい風景ではあってもコルディレラの棚田の1つとして完全でないものもあるのが近代化の課題です。
その中で、今も、イフガオの人々の生活と共にあるコルディレラの棚田群を体感してみてください。