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フィリピンの世界遺産 コルディレラの棚田群に認定されている具体的なエリア・地名 バナウェの棚田について【フィリピン留学・観光】

 

コルディレラの棚田群は、フィリピンの世界遺産最も広大な文化遺産して知られています。

 

ルソン島北部のイフガオ州のコルディレラ山脈の山肌に沿って続く姿は、

 

横に長いだけでなく、高さは1000m~1500mにも達します。

 

「天国への階段」とも呼ばれる美しい風景です。

 

大変広大なエリアの棚田ですが、世界遺産として認定されていない場所も多くあります。

 

その1つに、有名な

 

バナウェの棚田

 

が挙げられます。

 

バナウェの棚田はその美しさで大変有名ですが、厳密には世界遺産として認定されていないのです。

 

そこで今回は、コルディレラの棚田群の世界遺産として認定されている具体的なエリアと、有名なバナウェの棚田が世界遺産に認定されていない理由などについてご紹介します。

 

CONTENTS

 

 

コルディレラの棚田群として認定されている棚田

 

コルディレラの棚田群は、コルディレラ山脈に残る広大なエリアの棚田を指しています。

 

実際に総延長は地球半周の2万kmとなるほどに巨大な世界遺産なのです。

 

コルディレラの棚田群として認定されている棚田は以下のエリアとなっています。

 

世界遺産に認定されている棚田のエリア>

・バタッドの棚田(バナウェ)

・バンガアンの棚田(バナウェ)

・フンドゥアンの棚田(フンドゥアン)

・マヨヤオセントラルの棚田(マヨヤオ)

・ナガカダンの棚田(キアンガン)

 

※()内は地名で、いずれもイフガオ州の都市です。

 

バタッドとバンガアンはバナウェシティ下にありますが、バナウェの棚田とは呼ばず、区別しています。

 

 

バナウェの棚田が世界遺産に認定されていない理由

 

バナウェの棚田は大変有名で、とても美しい景観を残していますが、世界遺産としては認定されていません

 

バナウェが世界遺産に認定されなかった理由は、近代的な建造物の混在や、一部棚田が荒廃している個所があるなどの理由からです。

 

世界遺産として正式に認定されていませんがバナウェの棚田は世界遺産に準ずるような美しい光景が残っていることから観光客に人気です。

 

 

コルディレラの棚田が日本の棚田を再評価した

 

1995年にフィリピンの世界遺産として登録された時、日本各地に残っている棚田についても、その歴史遺産としての価値が見直されるきっかけとなりました。

 

以後、日本でも棚田が保護されるようになり、現在では棚田は観光資源として大切にされています。

 

1つの文化が世界遺産に登録されることは、このように世界中に眠っている様々な遺産を再評価し、後世に伝えていく大きな役割を担っているのです。

 

 

コルディレラの棚田群についてユネスコの公式サイトはこちら

https://whc.unesco.org/en/list/722/ 

 

 

まとめ

 

このように、コルディレラの棚田群は、様々な理由や要件によって定められています。

 

世界遺産に登録されていなくてもバナウェの棚田のようにとても価値ある文化遺産は多くあります。

 

世界遺産に認定されたものと、そうでないもの、どちらも訪れてみるのもいいかも知れません。

 

そして、何が世界に強いメッセージを持って認定されているのかについて、考えるのもいいでしょぅ。

 

コルディレラの棚田群でも、確実な近代化・グローバル化が進み、若い人たちの都会への流出が問題となっています。

 

文化遺産と現代の人々の暮らし、そして未来の暮らしについて、考えることができるのも世界遺産の力なのです。