ルソン島北部バギオ バラトック鉱山【フィリピン留学・観光】
ルソン島北部の山間の街バギオには、金の採掘がなされていたバラトック鉱山があります。
観光としてはマイナーですが、金の採掘場で実際に中に入って見学できる施設は珍しいのでバギオでの観光の1つとして知られています。
そこで今回はバラトック鉱山についてご紹介します。
CONTENTS
バラトック鉱山とは
バラトック鉱山とは、アメリカの会社が経営していた金の採掘場で、コルディレラ地方に暮らす人々が現金収入を得て文明的な暮らしをするために働いていた施設です。
バギオの街は、鉱山によって開かれた新しい街であるため、
このバラトック鉱山がバギオの歴史の起点であるとも言えるのです。
山間の美しい景色の中にありますが、鉱山は労働環境としてはとても厳しいものです。
バラトック鉱山では、トロッコに乗って鉱山道を入り、実際の採掘場の一部を見ることができる貴重な施設となっています。
バラトック鉱山へのアクセス
バラトック鉱山は、バギオの街から15km南東に位置します。
タクシーで移動する場合は、30程度の距離です。
標高は1,500mのバギオよりやや低く、バラトック鉱山のあるイトゴンは1,150mとなっています。
ルソン島北部バギオについて-コルディレラ、夏の首都、エコツーリズム、観光-【フィリピン】 - 働く大人の読むブログ
バラトック鉱山の基本情報
名称 |
バラトック鉱山 |
正式名称 |
Balatoc Mine Tour |
住所 |
2604, Itogon, 2604 Benguet, |
バラトック鉱山ツアーの内容
バラトック鉱山では、鉱山のトロッコでかつての金の採掘現場まで下りて行き、ツアーガイドによる鉱山労働についての説明を受けます。
ツアーの所要時間は30分ですが、かつて使われていた鉱山道での体験はとても貴重なものとなっています。
鉱山では、先に進むために岩盤に穴をあけ、ダイナマイトで爆破させて進んでいました。
爆発の際は待機ルームで爆音を聞きながら、収まるのを待ちますが、実際の
ドリルを使った岩盤の穴あけから、ダイナマイト爆破(実際の20分の1の規模の爆破)の実演をしてくれます。
待機ルームで聞く爆破音と衝撃はとても迫力があり、当時の労働環境の過酷さを物語るものです。
まとめ
このように、バギオの街の起点とも言えるバラトック鉱山では、
鉱山道、岩盤の穴あけ、爆破などを間近に見て、鉱山労働について学ぶことができる施設となっています。
安全に配慮された施設となっていますので、健康であれば楽しむことができますが、
狭い鉱山の中に入っていくので、コンディションを整えて行くことをお勧めします。
貴重な金の採掘がどのようなものなのかを知ることで、また、世界の見え方が変わることは間違いないでしょう。
高度な観光としてだけでなく、ビジネスパーソンとしての教養を高める施設として訪れてみてはいかがでしょうか。