PMSフィリピン・ミリタリー・アカデミーについて ルソン島北部 バギオ【フィリピン留学・観光】

マニラの避暑地として開かれたコルディレラの山間の街バギオには、PMSフィリピン・ミリタリー・アカデミーと言われるフィリピンの軍士官学校があります。

こちらは見学可能で、観光の1つのスポットとして注目それています。そこで今回はPMSフィリピン・ミリタリー・アカデミーについてご紹介します。

CONTENTS

PMSフィリピン・ミリタリー・アカデミーについて

フィリピン・ミリタリー・アカデミーとは、Philippine Military Academyの略称でPMSと呼称されるフィリピンの軍士官学校です。（以下PMS）

PMSの始まりは1898年にフィリピン初代大統領が設立したことによります。

その後、幾度の移転・戦争による中断を経て、現在のPMSとなったのです。

373ヘクタール（東京ドーム約80個分）の広大な土地で4年間の訓練と学習を行っています。

卒業生には大学卒業資格の科学学士号が贈られ、フィリピンの歴代大統領が在籍していたことからもエリートの登竜門とされています。

PMSへのアクセス

バギオの中心部から約10kmのフォート・デルピラールにあります。

タクシーでは、約30分の道のりとなっています。

PMSフィリピン・ミリタリー・アカデミー基本情報

名称	フィリピン・ミリタリー・アカデミー
正式名称	Philippine Military Academy（PMS）
住所	Fort Del Pilar, Baguio City Philippines 2600
TEL	(074) 442-5520 /(074) 447-3690
URL	https://www.pma.ph/
バギオURL	http://www.baguio.gov.ph/

敷地内の見学ができる

PMSでは学校を併設している広大な施設を見学することができます。

敷地内はとても広いため、車で移動しますが、時折、士官候補生たちの行進や訓練の姿を見ることができます。

行進や訓練では、時折、指導の声が聞えるなど軍隊の過酷さが伝わってくるものとなっているのです。

また、士官学校であるため、敷地内には多数の戦闘用の乗り物が展示されています。

戦車、

軍用車、

ヘリコプター

だけでなく、戦闘機など多様な種類を見ることができます。

その他、銃などの武器が展示されているだけでなく、軍人の格言が書かれた大きなプレートなどがあるため、雄大なバギオの自然の中で軍士官学校独特の空気が流れています。

ミリタリー・アカデミー・ミュージアム

敷地内には、訓練場、整備場、寄宿舎、校舎だけでなく、観光客のためのミュージアムがあります。

寄宿舎の生活の模型展示から、

軍人の着用する様々なシーンの制服、

戦争の遺留品、陸・山間部・海上などの各種戦術の訓練の様子

を写した写真などまで、多数展示されているのです。

美しいロケーション

PMSはバギオのはずれの山の中にあるため、景色がとても美しいことも魅力の1つです。

戦闘機などは景観を美しく飾るものではありませんが、その向こうに広がる谷、山並み、松の森などが美しく、ロケーションのはずらしいエリアとなっています。

女性の士官候補生

PMSには女性の士官候補生もいます。

フィリピンでは、早くから女性が社会で働いていたり、歴代の大統領に女性が名を連ねているとても先進的な姿勢のある国です。

そのため、1993年から女性の士官候補生を受け入れています。

まとめ

このように、フィリピンの軍士官学校PMSは、美しいバギオの松の森の中に広大な敷地を持つ施設です。

高度な外交が実現すれば、世界が武力で衝突することはありません。

そのような平和な世界について改めて考えさせられるメッセージ性の強い施設となっています。