マニラのメトロポリタン美術館について【フィリピン留学】
フィリピンの首都マニラには、フィリピンの主要な美術館であるメトロポリタン美術館があります。訪れた土地では必ず美術館に訪れる人、また、アートに縁のない人など、様々な留学生がいるかと思います。メトロポリタン美術館は、毎週土曜日に無料開放しているのでどなたでも楽しむことができる施設です。そこで、今回はマニラにあるメトロポリタン美術館についてご紹介します。
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メトロポリタン美術館とは
メトロポリタン美術館とは、マニラのマラテ地区にあるフィリピンの美術館です。1976年に国際的な美術展の会場として建てられ、フィリピンの人々がアートに触れるための施設としての重要な役割を果たしています。1986年からは常設展の強化がはかられの、フィリピンにおける先史時代の金と陶器の高度な技術の展示、350年続いたスペインによる植民地時代のヒスパニック系アートの展示をしています。
その他、期間ごとに展示されている作品は、主に、フィリピン人のアーティストによるものです。デッサン、油絵、水彩画だけでなく、インスタレーションや映像作品など幅広い展示がなされています。日本ではなかなか見ることができないフィリピンのアーティスト作品が揃っているので、アートに興味のある方だけでなく、デザイン・映像・建築・広告関連など、様々な業種の人たちも楽しむことができます。館内は、壁、床、天井、柱などが白で統一されており、明るく近代的なアート空間になっています。
美術館のサービスデー
メトロポリタン美術館では、火曜日と土曜日がサービスデーとなっています。サービスデーは、アート鑑賞をより身近に感じられるように定められていますので、普段美術館に行かない留学生にもお勧めしています。
＜火曜日＞
毎週火曜日は、入場料100ペソ（214円）が無料になります。
＜土曜日＞
毎週土曜日の14時には、アート作品のガイドツアーがあります。
※2019年4月現在のレート1ペソ＝2.14円を元に計算しています。レートは変動しますのでその都度ご確認ください。
ワークショップ、イベントの開催
メトロポリタン美術館では、ワークショップを開催しています。デッサンや工作の指導などを不定期で開催しています。また、フィリピンの映画を展示するイベントも行われています。このイベントは、フィリピンの映画の発展のために全国文化芸術委員会の映画委員会によって行なわれているものです。
アート・オブ・ザ・ブラインドプログラム
アート・オブ・ザ・ブラインドプログラムは、その名の通り視覚障害者のためのアートプログラムです。このプログラムでは、観ることの代わりに、アート作品に触れる、聴く、点字を利用した独特のプログラムとなっています。
美術鑑賞の諸注意
メトロポリタン美術館は、日本の美術館と同様に、荷物、撮影、作品鑑賞や館内の飲食などについてルールがあります。アート作品はとても貴重なものなので、以下の基本的なルールを守って鑑賞しましょう。
荷物について
入館の際には、警備員による荷物チェックがあります。大きなバッグ・荷物、傘などは、チェックインカウンターに預けます。貴重品は預けることはできませんので、各自手許でしっかりと管理してください。
写真についてのポリシー
写真、ビデオの撮影は禁止です。
ハンズ・オブ・ポリシー
絵画、彫刻などの作品には、手を触れることはできません。一部、手を触れられる作品がありますが、大切に扱ってください。
館内の飲食について
飲食は禁止されています。飲食の際は、レストラン、カフェを利用します。
喫煙について
博物館の敷地内では、全面禁煙です。
美術館の基本情報
メトロポリタン美術館は、マニラのニノイ・アキノ国際空港からタクシーで16分約7.3km、330ペソ（707円）となっています。移動は、必ずタクシーを利用してください。
住所:Bangko Sentral ng Pilipinas Complex, Roxas Boulevard,
Malate-Manila (1554), Philippines
Mail:info@metmuseum.ph
FAX:708-7829
Facebook :www.facebook.com/metmanila
Web site: https://metmuseum.ph/
開館日:月曜－土曜
※日曜定休
開館時間:午前10時から17時半まで開館
まとめ
このように、フィリピンのメトロポリタン美術館は、フィリピンの先史時代からの歴史的技術とアートから、フィリピンの現代アートの本格的な展示をしています。アートは、単に鑑賞するものではなく、観る者に様々なインスピレーションを与えます。その1つに、ビジネスで問われるイノベーションを掻きたてる力があることを見逃してはなりません。これまで美術館に縁がなかった人も、フィリピン留学を機会にアートに触れてみてください。
