ボホール島の隣にあるパングラオ島の魅力について【フィリピン留学】
フィリピンで10番目に大きい島であるボホール島の南西部にあるパングラオ島は、自然豊かな島として知られています。そこで今回は、パングラオ島の魅力についてご紹介します。
CONTENTS
パングラオ島とは
パングラオ島は、ボホール島の南西部に位置する島です。ボホール島タグビラランとは2本の橋でつながっているため、陸路でスムーズな移動ができます。自然豊かなパングラオ島は生物の多様性に富んでおり、新種の発見なども相次いでいます。
島はサンゴ礁からなる石灰岩でできているため、北部のヒナグダナン洞窟では鍾乳洞が楽しめます。また、パングラオ島は、ボホール海の透明度の高い海がビーチの美しさを引き立てています。特にヨーロッパからのダイバーたちはこの海の美しさに魅了され、毎年多くの観光客が訪れています。
アロナビーチ
ビーチを楽しむ人に人気があるのは、島の南端にあるアロナビーチです。圧倒的に美しい澄んだ海と砂浜の白さが多くの人の心を掴んでいます。
ビーチの海岸に沿ってリゾート開発がなされており、ホテル、レストラン、カフェ・バー、ダイビングサービスなどが充実しており、観光案内所もこのエリアの中央にあります。アロナビーチのエリアは歩いて回ることができます。
ダイビング
ダイビングはハウスリーフからドロップオフまで幅広い楽しみ方ができます。主に、アルクではドロップオフからの幻想的な海の姿を楽しみます。セルベラ・ショールではハタ、バラクーダ、ムツブリなどの大きな魚を楽しめるのが魅力です。また、セルベラはウミヘビを意味する言葉で、このエリアではウミヘビが多くみられるので注意してください。
鍾乳洞ヒナグダナン洞窟
島の北部には、観光客に人気のヒナグダナン洞窟があります。サンゴ礁からなる石灰岩がつくり出す幻想的な鍾乳洞は、パングラオ島の自然の神秘の結晶です。長い年月をかけて侵食された石灰岩が、地底に洞窟と湖からなる美しい鍾乳洞をつくりました。
天井から幾本もの鍾乳石が垂れ下がる独特の風景の中、淡水と海水の混ざった青く美しい地底湖が、天井の穴から入る日の光に煌めく姿は幻想的です。光と影のコントラストは、訪れた人たちに感動を与えています。ヒナグダナンの名称は、「はしご」を意味します。洞窟に出入りするためにはしごが必要なことから名づけられたと言われています。
まとめ
このようにパングラオ島は、ボホール海の透き通る美しさと島の独特の地質が楽しめるフィリピンのアイランドリゾートです。石灰岩は雨による浸食で鍾乳洞ができるだけでなく、陥没などの地盤の弱さが目立ちます。美しさと儚さが混在するパングラオ島は、独特の風景を生み出しています。空港の建設により今後の開発が期待される一方で、このような特異な地盤について考えてみることも大人の教養として必要ではないでしょうか。リゾートを楽しみながら、その陰にある問題について思いを馳せてパングラオ島を歩いてみるとまた新たな発見があるかも知れません。
フィリピン留学を通して、語学やグローバルな視点だけでなく、大人として考えるべき問題について対峙することもまた、今後のビジネスパーソンとしての素養を高めることになるのです。楽しむこと、学ぶことを両立しながら、有意義なフィリピン留学にしてください。