フィリピンの世界遺産②【フィリピン留学】
フィリピンにある6つの世界遺産のうち、
フィリピンの世界遺産①では
自然遺産
・バロック様式教会群
・フィリピン・コルディリェーラの棚田群
の3つをご紹介しました。
今回は、
・歴史都市ビガン
自然遺産
・プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
をご紹介します。
CONTENTS
4古都ビガン【文化遺産】
ルソン島の北部にある古都ビガンは世界文化遺産として1999年に登録されました。
スペイン統治が始まった16世紀から多くのコロニアル様式(スペイン様式)の建物が造られ、
異国情緒あふれる街並みが保存されています。
17世紀にはイコロス州の中心として栄えたこの街は、
第二次世界大戦の戦火を逃れてその姿を今に伝えているのです。
フィリピンの一般的な街並みとは違い、
石畳を基調としたメインストリートのクリソゴロ通りや美しい建物が建ち並ぶビガンは、
ヨーロッパ的な整然とした印象がある一方で、
貝
木材
竹
などを建材として用いた個性的な造りとなっています。
サルセド広場には
聖ポール大聖堂
が建ち、純白のカテドラルが荘厳な姿で観光客を迎えてくれます。
5プエルト・プリンセサ地下河川国立公園【自然遺産】
パワラン島にある地下河川国立公園は、
通称アンダーグラウンド・リバー
として親しまれています。
1999年に登録された自然遺産で、
山の麓にある洞窟の下を流れる川は、
全長8.2km世界最長・最大の地下河川として保護されています。
アンダーグラウンド・リバーを体感するには、
予約制のボートで洞窟を散策するツアーがお勧めです。
巨大な鍾乳洞の中を流れる川は大自然の神秘を感じさせてくれます。
パワラン島まではセブ島から飛行機で1時間で行くことができます。
プエルト・プリンセサの中心地からアンダーグラウンド・リバーに行くには、
さらに車で2時間移動しますが、途中の景色の美しさも旅の楽しみの1つです。
6ハミギタン山地野生生物保護区【自然遺産】
2014年に自然遺産に登録されたフィリピンの最も新しい世界遺産です。
ミンダナオ島にあるハミギタン山地の標高75mから1637mまでの地域を保護し、
地形や環境の違いからなる多様な生物の生息域を未来に伝えています。
熱帯雨林の低標高地、低木林の高標高地ではそれぞれ異なる動植物が見られるのです。
また、ハミギタン山地には
340種以上の固有種が生息
しており、その1つカザリシロチョウは日本人が発見したものです。
自然の広大さだけでなく、命の輝きを感じられる素晴らしい自然遺産です。
ハミギタン山域野生生物保護区 ミンダナオ島 行き方 警戒レベル2 渡航について
まとめ
このように
文化遺産の
・歴史都市ビガン
自然遺産の
・プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
は、フィリピンの世界遺産として世界から注目を集めています。
①②でご紹介した全6つの世界遺産は、フィリピンの魅力を世界に伝えています。