セブ島のシヌログフェスティバルについてーセブシティ-【フィリピン】
セブ島では、フィリピンで最も有名なアティアティハンフェスティバルと同じ開催時期に、シヌログフェスティバルが行なわれています。
アティアティハンフェスティバルと何が違うの?
どんなフェスティバルなの?
そこで今回はシヌログフェスティバルについてご紹介します。
フィリピンで最も有名なお祭り アティアティハンフェスティバル パナイ島アクラン州カリボ【フィリピン】 - 働く大人の読むブログ
CONTENTS
シヌログフェスティバルとは
シヌログフェスティバルとは、幼いキリストを意味するサントニーニョを中心として、
肌を黒く染めて鮮やかな衣装を身にまとったパフォーマーたちの列が、
歌、音楽を奏でながら
ダンスをして、
民族の調和と平和を願うフェスティバルです。
アティアティハンフェスティバルと根底にあるテーマは同じですが、セブ島のフェスティバルは、スペイン統治時代の祭りを1980年にリバイバルしたものです。
初めはローカルなフェスティバルでしたが、
組織的な運営をすすめたり、
大学や政府の支援を受けて総額8,000,000ペソにも及ぶ賞金を設定したりして、
今ではアティアティハンフェスティバルに次ぐフィリピンを代表するフェスティバルに成長しています。
開催時期
開催時期はアティアティハンフェスティバルと同時期となっています。
毎年1月の第3日曜日を最終日として、7日間程度に渡り街全体がフェスティバル一色に染まります。
音楽の魅力
シヌログフェスティバルは、ダンスだけでなく音楽が洗練されていることがポイントです。
フィリピンの伝統的なリズムを基に、
テクノ、
ファンク
などを取り入れた若い世代でも楽しめる新しい音楽をつくり出すことに尽力しています。
また、新しい試みは音楽だけでなく、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アジアなどの世界中の多くの国で、TVやwebを通じてフェスティバルを生中継しています。
さらに、フェスティバルのプロモーションではyoutubeを活用するなど、常に新しいことに挑戦しているのです。
フェスティバルの8つのルート
フェスティバルのトーチの列は、8つのルートで開催されます。
ルートにはそれぞれ「ローチング・パレード」「ウォーク・ウィズ・ジーザス」など、テーマのある名前がつれられています。
開催されるのはセブシティの中心街で、
キャレータ墓地、
フエテ・オスメニャ、
独立記念公園のプラザ・インディペンデンシア
がスタート地点です。
それぞれのルートは6km程度あり、セブシティのメインストリートのオスメニャ通りやコロン通りをトーチの列が彩ります。
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パフォーマーが肌を黒く染める理由
パフォーマーが肌を黒く染める理由は、アティアティハンフェスティバルと同様に、先住民族と同化することを意味しています。
フィリピンの人々は平和に対する思いがとても強いため、先住民族の人と同じ肌色に染めることで共に歩んでいく意思を表しているのです。
基本情報
名称 |
シヌログフェスティバル |
正式名称 |
Sinulog Foundation Inc. |
URL |
|
運営機関 住所 |
Cebu City Sports Center Osmena Blvd. Cebu City, Philippines |
TEL |
(63.32)253-3700 |
Eメール |
info@sinulog.ph |
まとめ
このように、セブシティでは中心街で広くシヌログフェスティバルが開催されています。
アクラン州カリボのアティアティハンフェスティバル、
イロイロ州イロイロのディナギャンフェスティバル
と同様に、フィリピンを代表するフェスティバルとして毎年世界中から多くの観光客が訪れているのです。
シヌログフェスティバルでは、より新しいものを取り入れて発展させていきますが、これは、フィリピンの大都会であるセブシティならではのスタイルかも知れません。
若い世代でも気軽に楽しめる時代に即したスタイルになっているのです。
常に新たなこと挑戦し続けながら、平和と調和を願うフィリピンの人々の誇り高い精神をあなたも一緒に体験してみませんか。
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