英検とは
今回は、国内で広く知られている英語資格、英検についてご紹介します。
各英語資格の簡単な概要と比較はこちら
ビジネスパーソンに必要な英語資格TOEIC、TOEFL、IELTS、英検の概要と比較
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英検とは
英検とは、国内で広く知られている英語資格で、小学生から社会人まで幅広い世代が受験しています。国際的な英語資格TOEFLなどと同じように、スピーキングを含む4技能を測定します。社会人の新卒、転職などの採用の要件となる英語資格としても広く用いられる資格です。また、大学などの入試、単位の優遇などが受けられるだけでなく、海外留学の際に英語力を証明する資格としても認められています。
スコアではなく合否判定
英検のレベルは、5級から1級までのグレードの合否で判定します。TOEICなどの英語資格とは違い、スコアの優劣でレベルを測定するスタイルではありません。
社会人の英語資格として
新卒、転職などの採用の現場では、TOEICを指標とすることが多いですが、英検は国内では古くから認められている英語資格です。そのため、TOEICに次いで、英語力を証明する資格として広く認められています。
英検2級Aとは
英検は、2級合格者の中から高得点者に2級Aの判定をします。試験4技能の合計スコア2150点以上の人を対象にしています。大学などの機関で2級取得者の中でも特に成績優秀であることを証明することができます。
海外でも認められる英検
英検は、国内で有効な資格というイメージがありますが、オーストラリアやアメリカなど、海外の教育機関で英語資格として認められています。
<認定校のある国>
認定校のある国 |
※各国の英検認定校において優遇されます。
海外留学の際の注意点
英検は、小学生から受験することが多く、グレードを取得している人が多い資格です。しかし、海外留学を目的とした場合は、資格としての評価が認定校に限定されます。そのため、留学を希望する際は、詳細を確認し、場合によってはTOEFL、IELTSなどを受験します。
TOEFLについてはこちら
IELTSについてはこちら
ビジネスパーソンに必要な英語資格‐IELTS
日程
英検は、年3回程度実施されています。2019年度は6月2日、10月6日、1月26日に予定されています。二次試験は約1か月後に行なわれます。英検は、他の英語資格と比較して受験機会の少ない試験です。試験日程と出願期間をチェックしましょう。
<2019年度の出願期間と試験日程>
出願期間 |
①3/15~5/9 ②8/1~9/12 ③11/22 12/12 |
試験日程 |
① 6/2 ② 10/6 ③ 1/26 |
まとめ
このように、英検は就職、転職、海外留学など、様々な場面で英語力のレベルを証明する英語資格として認められています。提出先によっては、TOEIC、TOEFL、IELTSを新たに受験する必要がありますが、そうでない場合は、慣れ親しんだ試験を継続的に勉強し、上級グレードを取得することで確実な英語力を身に付けていくことができるのです。